【2020年版】ニキビにおすすめの市販薬ランキングを現役薬剤師が紹介|原因と治し方・洗顔料(化粧水・乳液)・サプリについても解説

薬剤師 村上亮太

薬剤師 村上亮太

 

1986年生まれ・千葉県出身。薬剤師。2009年東邦大学薬学部卒業、薬剤師免許取得。大手医薬品商社の勤務を経て、東京都特別区職員として保健衛生行政に従事。 2019年株式会社丸鈴薬局取締役に就任。薬剤師の独立支援、コンサルティングにも定評。

ニキビにおすすめの市販薬ランキング

こんにちは、丸鈴薬局の薬剤師(@marusuzu_ph)です。

この記事では「ニキビ」で悩んでいる方に、薬剤師がわかりやすく原因や治し方を解説していきます。

  • なぜニキビは思春期にできやすいのか?
  • 大人になってできる「大人ニキビ」の原因はなにか?
  • ニキビにおすすめの市販薬
  • ニキビ対策の洗顔方法
  • ニキビにおすすめの洗顔料や乳液

といった内容について紹介していますので、ぜひ自分のニキビの症状に適した薬を選ぶときの参考にしてください。

薬剤師がニキビに効く薬を紹介します

※処方薬についてはこちらの記事で詳しく解説しています

ニキビについての基礎知識

自分の症状に合ったニキビの薬を選ぶために、まずはニキビについての基礎知識を学んでおきましょう。

ニキビとは?

ニキビの正式名は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といい、治療が必要な皮膚の病気とされています。

そもそも、なぜニキビができてしまうのでしょうか?

ニキビは、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり「アクネ菌」という雑菌が増殖することで発症します

  1. ニキビのできはじめを「面皰(めんぽう)」といい、アクネ菌の増殖によって毛穴に角栓ができた初期段階をいいます。白ニキビと呼ばれるニキビもこの段階のものです。
  2. 面皰が進行し、増殖したアクネ菌が赤い炎症を引き起こした状態を「丘疹(きゅうしん)」といいます。これがいわゆる赤ニキビです。
  3. 丘疹がさらに進行し、炎症が周囲まで広がり黄色い膿みがでてくると「膿疱(のうほう)」と呼ばれるニキビの末期段階となります。膿疱(黄色いニキビ)がみられる場合は、医療機関を受診しましょう。
まとめ

ニキビは「面皰(ex.白ニキビ)」→「丘疹(赤ニキビ)」→「膿疱(黄色く膿んだニキビ)」の順でひどくなる

思春期・生理前にニキビができやすい理由

思春期にニキビができやすい理由を簡単に解説します。

アクネ菌増殖の原因となる「皮脂」は、アンドロゲン(男性ホルモン)とよばれるホルモンによって増殖します

このアンドロゲンの分泌量が最も多いのが、男女問わず10〜20歳くらいであるため、思春期にニキビができやすくなるのです。

また生理前もニキビができやすい体質となります

  • アンドロゲンと似た働きをするプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌される
  • エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用が弱まり、アンドロゲンの作用が強く働く

これらの理由で、思春期と同様にアンドロゲンによる皮脂の分泌が増えるためです。

思春期・生理前にニキビができやすいのは「アンドロゲン」が増えるから!

大人ニキビの原因は?

思春期前にニキビができやすい理由はわかりましたが、最近は20〜30代の「大人ニキビ」に悩んでる方もたくさんいます。

この大人ニキビの主な原因は「疲れやストレス」とされています。

ストレスによって、

  • 睡眠時間が減少
  • 食生活が乱れる
  • 喫煙や飲酒が増える

などの行動が増えることで、ニキビが悪化していきます。

脂質の多い偏った食事は避け、規則正しい生活をすることで治していきましょう。

(※医学的に睡眠時間の減少がニキビの増加に繋がることが証明されています)

ニキビ治療について

ニキビ治療では、先ほど説明した各段階ごとに適した薬の使用が必要です。

  1. 面皰の段階:毛穴の詰まりを取る薬を使う
  2. 丘疹(赤ニキビ)の段階:アクネ菌を抑える抗菌薬・炎症を抑える抗炎症薬を使う

それぞれについて解説します。

1.面皰(白ニキビ)の治療に有効な成分

面皰(白ニキビ)の治療には、毛穴の詰まりを取る薬が有効です。

  • イオウ
  • サリチル酸

など、毛穴の角質を柔らかくして剥がしてくれる「ピーリング作用」をもつ薬を使いましょう。 

2.赤ニキビの治療に有効な成分

赤ニキビの治療には「アクネ菌を殺菌する薬」と「炎症を抑える薬」が必要です。

アクネ菌を殺菌する成分

ニキビの市販薬に使用されているアクネ菌の殺菌成分としては、

  • レゾルシン
  • イソプロピルメチルフェノール
  • トリクロサン
  • エタノール

などがあげられます。

炎症を抑える成分

ニキビの市販薬に使用されている炎症を抑える成分としては、

  • イブプロフェンピコノール
  • グリチルリチン酸ニカリウム

などがあげられます。これらの成分がニキビの炎症を抑え、悪化を防いでくれます。 

赤ニキビの治療で市販薬を購入する際は、これらの成分が配合されている薬を選択することがおすすめです。

ニキビ治療に有効な漢方薬

ニキビ治療での漢方薬は、ニキビができにくいように体質を改善させることを目的としています

主に使用される漢方薬は以下のとおりです。

  • 清上防風湯せいじょうぼうふうとう:赤ニキビが多いときに用いられる、ニキビ治療に幅広く使える漢方薬です
  • 黄連解毒湯おうれんげどくとう:顔面の赤み、炎症が強い場合のニキビに使用されます
  • 桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがん:青黒い感じのニキビに使用されます
  • 当帰芍薬散とうきしゃくやくさん:顔色が悪く、冷え性で艶がなく、隆起もないニキビに使用されます
  • 十味敗毒湯じゅうみはいどくとう:皮膚の赤みや痒みを発散し、腫れや化膿を抑えます。また、そのようになりやすい体質を改善します

※参考:クラシエ公式サイト

ニキビ治療にステロイド剤は使える?

基本的にニキビ治療にステロイド剤は使用できません

ステロイド剤には皮脂の分泌を促す作用があり、「ニキビができやすくなる」という副作用があるためです。(ステロイド剤の使用で生じるニキビのことを「ステロイドざ瘡」と呼びます)

炎症を抑えたいからといって、市販のステロイド剤をニキビに塗るのは逆効果です。絶対にやめましょう。

ステロイド剤はニキビを悪化させます

ニキビにおすすめの市販薬ランキング

ここからは一般の方でも購入できる市販薬の中から、ニキビにおすすめの治療薬をランキング形式で紹介していきます。

必ずしもランキング上位だからよく効き、下位だから効きが弱いわけではありません。自分のニキビの症状に最も適した商品を選びましょう。

※このランキングはあくまで一薬剤師の個人的な主観であり、医薬品の効果には個人差があります。服用回数や使用量によって作用は異なるので、必ず医師・薬剤師の助言のもと適切に使用してください。

第1位 ペアアクネクリームW(ライオン)

有効成分
  • イソプロピルメチルフェノール:アクネ菌を殺菌する成分
  • イブプロフェンピコノール:炎症を抑える成分

市販のニキビ治療薬でとても評判のよい製品が、ライオンから発売されている「ペアアクネクリームW」です。

赤ニキビの治療に必要となる「アクネ菌を殺菌する成分」と「炎症を抑える成分」をどちらも配合しています

皮脂吸着成分は配合されておらず、患部まで薬剤を浸透させて根本治療をさせる薬のため、治りが早く使い心地が良いのが特徴。

肌にしっとりなじんで塗布感もよく、塗ったあとは透明になるのでメイクが可能な点も人気のポイントです。ニキビでお悩みの方にまず試してほしいおすすめのニキビ薬です。

一番おすすめのニキビ市販薬です

第2位 アポスティークリーム(ゼリア新薬)

有効成分
  • イソプロピルメチルフェノール:アクネ菌を殺菌する成分
  • イブプロフェンピコノール:炎症を抑える成分
  • ビタミンE酢酸エステル:新陳代謝を高める成分

アポスティークリームは、コンドロイチンで有名なゼリア新薬から発売されていニキビ治療薬です。

3種類の有効成分を配合して、ニキビをしっかり治療してくれます。代謝促進を目的としてビタミンEが配合されているのが特徴です。

第3位 メンソレータム アクネス25 メディカルクリームc (ロート製薬)

有効成分
  • イソプロピルメチルフェノール:アクネ菌を殺菌する成分
  • イブプロフェンピコノール:炎症を抑える成分

赤く目立つニキビにしっかり効くクリームタイプのニキビ治療薬です。添加物として保湿効果のあるグリセリンを配合しています。

塗布後は透明になるので、メイクすることも可能です。保湿成分のスクワランも併せて配合しているので、乾燥肌で悩んでいる方におすすめです。

第4位 メンソレータム アクネス ニキビ治療薬(ロート製薬)

有効成分
  • イオウ:毛穴の詰まりを取る薬
  • レゾルシン:アクネ菌を殺菌する成分
  • グリチルリチン酸ニカリウム:炎症を抑える成分
  • ビタミンE酢酸エステル:新陳代謝を高める成分

リップクリームで有名なロート製薬から販売されている、ポツンと出来た赤いニキビにしっかりと効果を発揮してくれるクリームタイプの薬です。

イオウ配合のため、ニキビの初期段階におすすめの治療薬となっています。

ニキビの初期段階におすすめ!

第5位 クレアラシル ニキビ治療薬クリーム(明治薬品)

有効成分
  • イオウ:毛穴の詰まりを取る薬
  • レゾルシン:アクネ菌を殺菌する成分
  • グリチルリチン酸ニカリウム:炎症を抑える成分
  • ビタミンE酢酸エステル:新陳代謝を高める成分

クレアラシルのニキビ治療薬クリームは、イオウ配合のニキビ治療薬です。肌色タイプなので、ニキビが目立ちにくくなるのが特徴です。

思春期ニキビといえば「クレアラシル」というイメージは強いですよね。若年齢層・ノーメイク派の方にもおすすめの製品です。

第6位 ピンプリット にきび治療薬C(資生堂薬品)

有効成分
  • イオウ:毛穴の詰まりを取る薬
  • レゾルシン:アクネ菌を殺菌する成分
  • グリチルリチン酸ニカリウム:炎症を抑える成分

化粧品会社として有名な資生堂のグループ企業、資生堂薬品から販売されている軟膏タイプのニキビ治療薬です。無色透明なので、目立たずに使用できるメリットがあります。

こちらの製品はイオウの配合比率が高めで、オイルフリーなのが特徴です。湿潤剤としてヒアルロン酸ナトリウムを配合しているため、患部がカサつきにくい点がおすすめです。

第7位 清上防風湯(ジェーピーエス)

ニキビ用薬といえばクリームなどの外用薬のイメージが強いですが、こちらは錠剤タイプの漢方薬です。

先ほども解説しましたが、ニキビ治療での漢方薬の使用は体質改善を目的としています。(即効性を求める方にはクリームや軟膏などの直接塗布するタイプの製剤をおすすめします)

清上防風湯は、顔がのぼせて赤い方のにきび、顔や頭の湿疹、皮膚炎を改善する効果があります。

  • ニキビができやすい体質の方
  • ニキビを根本から改善させていきたい

という方には、漢方製剤を試してみることもおすすめです。

ニキビにおすすめのスキンケア(洗顔・化粧水・乳液)

ニキビは慢性的な皮膚の疾患なので、日常のセルフケアが重要です。ここでは、ニキビを悪化させないためのスキンケアについて解説します。

ニキビにおすすめの洗顔方法

・洗顔の基本は朝と夜に1日2回、洗顔料を使用してやさしく洗いましょう。皮脂をしっかり除去するためにも、洗顔料は必須です。

・洗顔で顔をこすると炎症の悪化につながります。手のひらで良く泡立ててから、顔に使うようにしましょう。

・洗顔料はしっかりと洗い流しましょう。

・化粧水、美容液、乳液などの基礎化粧品は、顔のバリア機能を補強のために必ず使用しましょう。最低限、化粧水だけでも使用することが大切です。

・化粧水は、手で叩かず、手のひら全体で押さえるようにして使いましょう。

・美容液、乳液は保湿成分が含まれたものを使用しましょう。ヒアルロン酸の入ったものがおすすめです。

ニキビにおすすめの洗顔剤

『薬用VC泡フォーマー』という洗顔料は、アクネ菌を殺菌する成分(イソプロピルメチルフェノール)を含んでいるため、ニキビに悩んでいる方におすすめです。

口コミの評判も高いので、気になる方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

公式サイトで説明を見る

またテレビCMで有名な『プロアクティブ+』についても一定の効果が期待できます。

洗顔 ・美容液・クリームがセットになった使いやすい製品です。

公式サイトで説明を見る

※洗顔料についてはこちらの記事で詳しく解説しています

メンズニキビにおすすめのスキンケア

メンズニキビには『バルクオム』 というスキンケア製品がおすすめです。

洗顔・化粧水・乳液がセットになっており、Amazonランキングで1位を獲得しています。

メンズスキンケアのバルクオム公式通販サイト

ニキビを悪化させない化粧について

ここからは、ニキビを悪化させない化粧について解説していきます。

  • ファンデーションはパウダータイプが油分が少ないのでおすすめです
  • リキッドタイプのファンデーションは毛包を閉じてしまうため、使用はやめましょう
  • 「目」、「鼻」、「口周り」は皮脂が多いため、塗りすぎないように注意しましょう
  • コンシーラーを使う場合は最低限の量にしましょう。なるべく使用しないのがおすすめです
  • ニキビ以外の部位を目立たせるようなメイクをしましょう
  • 刺激や油分が少ない化粧品を選びましょう

ニキビにおすすめのサプリ

ニキビ治療ではビタミンB群およびビタミンCの摂取がとても有効です。

  • ビタミンB2:皮脂の分泌を抑える
  • ビタミンB6:皮脂の分泌を抑える
  • ビタミンC:皮脂の分泌を抑える・ニキビ跡を改善

ニキビに使用するサプリとしては「ミルセリホワイトNKB」という製品がおすすめです。

ビタミンB2・B6・Cが全て含まれているため、ニキビ治療に最適なサプリとなっています。

公式サイトで説明を見る

ニキビにおすすめの市販薬まとめ

以上、現役薬剤師によるニキビにおすすめの市販薬ランキングでした。

この記事で解説したように、市販のニキビ薬にもしっかりと効果を発揮してくれる商品が揃っています。

また、ニキビを治すためには適切なスキンケア規則正しい生活リズムが重要です。

適切な対策でニキビの症状を抑えて、快適な毎日を過ごしましょう。

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